ゲーム実況者は稼げるのか

ゲーム

はじめに

ゲーム実況者になりたいという人が一定数いるらしく、それを職業にしたいという人もいるらしい。
夢を描くのは良いことだが、なかなか難しい世界だとは思う。
ただ一方で活路はあると思っている。
何が大事なのかを見ていきたい。

ゲーム実況で稼げるか?

結論から言うと『稼げる人「も」いる』ということ。
ゲーム実況・配信は国内だけでも圧倒的人数がいる。
そのなかでご飯が食べていける人もいるが、それは一握りの人たちだけだという事を理解した方が良い。

私も好きなゲーム実況者がいるし応援もしている。
だが、そのほとんどはゲーム実況を初期に始めた人たちばかりである。

最終兵器俺達、ガッチマン、レトルト、牛沢、加藤純一、弟者(2BRO.)、幕末志士、MSSP、ksonなどなど挙げればキリがない。
非常に魅力的で面白い配信を行っているが、この人たちはニコニコ動画の初期の時代から継続して動画配信を行っている人たちである。

多くのゲーム実況にあこがれを持つ人たちもこういった配信を見て、同じようにゲーム実況・ゲーム配信を始めた人もいるだろう。
だが、彼らがうまくいった背景の一つに「ニコニコ動画時代からのファンが多数いる」ということも大きい。

多くのゲーム実況者たちは、もともとYouToubeではない場所で活動しており、収益化など存在しない時代から多くのファンを獲得してきた。

そんな彼らが、ニコニコ動画という舞台から、YouToubeという舞台にも活動の場を拡げたことで、追いかけてきた多くのファンとともに「ゲーム実況者」というスタイルでチャンネルを大きくして、収益を得ることができるようになっている。
古参のファンの中には、金銭面でも応援できればしたいという人たちもいただろう。
広告収入が期待できる舞台に移動したことで賛否がわかれることもあるだろうが、多くのファンがついてきたことと、彼らの長年の培ってきた経験が活きたことで安定した活動が出来た。
さらにYouToubeが人気が出てきたことで、視聴者側の年齢層なども広がることでゲーム実況がさらに注目され、新規のファンを獲得して今に至る。

結果としてゲーム実況という存在が大きく注目され、あこがれを持つ人も多くなったと考えられる。
今からゲーム実況を始める人で稼げるようになる人も出てくるだろうが、同じような思いで新規参入する人が多数いるうえで、第一人者の人たちも現役で活動し続けているゲーム実況という分野はかなり競争が高いと言えるだろう。
そもそも現在『第一線で活動している人』と『これから始める人』では時代背景が違いすぎるのだ。

ゲーム実況で稼ぐには

ゲーム実況を通して収益化までもっていくために色んなやり方はあるとは思う。
色々なゲーム実況をみていくなかで、活動方針や特徴の一部として、、、

  1. 新作ゲームを誰より早く取り上げている
  2. ゲームの役立ち情報(裏技、金策、攻略情報など)を発信している
  3. ゲームが圧倒的にうまい、プロゲーマーとして活躍している
  4. 顔立ちなど見た目が優れていて顔出し配信をしている
  5. トーク力が優れている、滑舌や声が良い
  6. VTuberとして活動する

順番に見解を述べていく。

新作ゲームを誰より早く取り上げている

ゲーム実況者として一番、再生数を稼ぎやすいと思われる方法である。
新作ゲームや注目ゲームを誰よりも早くレビューをして、最速クリアを目指す配信など、これからゲームを買おうかどうか迷っている人が見に来るので再生数は稼ぎやすい。

しかしこのやり方は毎回新作ゲームを入手する必要があり自費で購入することになるため、注目タイトル・大型タイトルに絞ることになる。
加えてレビューするだけのプレイをする必要があるため時間的なコストもかかる。
わかりやすく編集などをするならば、そういった編集作業の時間もかかるのだ。
それだけのコストをかけた割には、登録してまで「また見たい」と思うような内容になりづらい。
なぜなら視聴者側は気になるゲームを検索すればいいだけなので、自分の好きなゲーム情報を手に入れるだけだったらわざわざ登録をしない可能性が高いからだ。
登録をしたとして、YouToubeのおススメ欄に興味のないゲーム動画がアップされるのが鬱陶しいと感じたり、他に観たいチャンネルが増えてくれば登録解除や非表示にされる。
一時的な再生数は上がっても、登録者と再生時間が延びづらく、収益化による広告収入がついたとしても、金銭的・時間的コストと見合わない可能性が高い。
ゲームは買ってすぐに売れば良いわけだが、ブームの大きさに左右され時間経過によって風化する動画となる可能性が高い。

ゲームの役立ち情報(裏技、金策、攻略情報など)を発信している

いわゆるやりこみ要素や金策など、ゲーム進行で必要な内容を展開するチャンネルである。
ゲーム実況とは少し異なるかもしれないが、これも再生数はかなり期待できる。
人気タイトルや、長期でプレイされているゲームはこういう動画が長く再生されることが期待できる。
ターゲットとしているゲームに対して、プレイスキルを磨きたい人や詳しくなりたい人によるチャンネル登録は期待できる。
一つのタイトルに精通して詳しくなっていると、そのゲームのライブ配信で視聴者が集まる可能性が高い。
視聴者にとって有益な情報と、ライブ配信・ストリーム配信による視聴者とのコミュニケーションで一定数のファン獲得は期待できる。

ゲームが圧倒的にうまい、プロゲーマーとして活躍している

ゲームが圧倒的にうまい、あるいはプロゲーマーとして活動している場合、その練習内容やコツなどを動画編集、あるいは配信することで、ファンが一定数付く可能性がある。
FPSや格闘ゲーム、対戦型ゲームなどでニーズの高い内容となっている。
腕に覚えがある人や初心者なども見に来る可能性があるので、しっかりと対応できるようになると、配信者に対する好感度が上がる可能性がある。
この手のチャンネルでは、実際に大会での実績やゲーム内ランクの実績があると説得力がある。
これを中途半端な実力でおこなっていると、視聴者は定着しない。
上達する過程の練習を配信するなどして、ゲーム内ランクを上げたり、大会で結果を出すことで、徐々にファンは増えるかもしれない。

顔立ちなど見た目が優れていて顔出し配信をしている

これはゲームスキルではなく、自分のルックスで勝負するタイプのゲーム実況である。
度が過ぎた配信はYouToubeなどから収益剥奪などのペナルティが発生するが、顔出し配信などで顔立ちが整っていたりすると、それだけで視聴者が集まる場合がある。
かわいい女性、胸元を強調しているような女性、イケメンなどはそれだけで画面映えする。
しかしながら、この手の配信は昨今、芸能人やアイドルが個々にチャンネルを持ち始めているため競争も激しくなりつつある。また個人情報として顔が出ているため、問題が発生した時のリスクも高くなる。
一方で、まだ名前が売れていない芸能人やアイドルが知名度を上げるための間口として活用する方法はある。

トーク力が優れている、滑舌や声が良い

ゲームの腕が多少悪くても、トーク力などでカバーできる場面もある。
誰が見ているかわからないゲーム実況や、ゲーム配信ではあとからアーカイブとして見られこともある。
トーク力があると、ゲーム関連の話からそれ以外の話へと話を膨らませて、「この人の話おもしろいな」となるとゲームをきっかけにして、自分自身にファンがつく可能性がある。

モノマネなどで視聴者の興味を引くことが出来れば、それを武器にして活動していけるかもしれない

ただし、身近な人に人気があっても不特定多数に対して同じように好印象を持たれるかどうかはわからない。

また、滑舌が悪かったり、声が聞き取りにくいと視聴者は離れる。
ゲームがうまくない、何を言っているのかわからない。
ゲーム実況の動画が数多くあるのにも関わらず、そういう動画を見たいと思っ来る人数がどれだけいるか考えてみると、非現実的のようにも思える。

VTuberとして活動する

最近、VTuberとして配信活動をする人も増えてきている。
企業勢と言われる組織に属して活動している人もいれば、個人勢として活動している人も増えてきている。
3Dモデルが無くても、Live2Dといったツールを活用することで、2次元イラストを動かすことが出来ることもあり、イラストレーターやLive2D製作者に依頼して、キャラクターを作ってもらう例もある。
ゲーム実況として行うにあたり、自分の顔を出さず、魅力的なキャラクターで活動できる言う点では。上記の見た目が良い配信者の顔出し配信に対抗できる手段ともなりえる。

またVTuberの魅力は年齢に左右されないこともある。
顔出し配信をおこなっているなかで長期の活動は難しくなる。
短期で結果を出せれば良いが、時間がかかると美容の維持管理や加齢による影響も出てくる可能性が高い。

VTuberはアニメ声優と同じようにキャラに声をあてるような感覚で活動が出来る。
キャラクターとしての人気が蓄積していければ、長期にわたる活動も可能になる。

ゲーム実況で勝負しない

このように見ていくと、色々なゲーム実況の方向性で動き出すことは可能になる。
しかしブームの影響を受けやすく、旬を過ぎると再生数が伸びづらくなるゲーム実況で収益を目指すのはかなり苦しくなる。
How To系の動画や料理動画などは何度も繰り返し見られる可能性があり、時期的な影響も受けづらいため、再生数も伸びて安定した収益に繋がる可能性がある。
つまり、「ゲーム実況」という形態に拘っていてはいつまでたっても収益につながりづらいのだ。
多くのゲーム実況者は「ゲーム」は手段の一つでしかなく、自分自身に対してファンを付けて、「この人の動画だから見る」という人の数を増やしている。
「このゲームだからこの人の動画を見る」というパターンでは無いということがポイントである。

そのようにしてファンを付けていく方法の一つとして、個人的に活動しやすいと感じるのはVTuberとして活動だ。
ゲーム情報の発信や、ゲームがうまい、プロゲーマーとして配信活動するのは基盤となるゲームの人気に大きく左右する。
対象としているゲームが人気のうちは、これらのタイトルに依存して活動していくことは問題ない。
だがブームは移り変わっていくもので、同じタイトルが未来永劫注目され続ける可能性は低い。
大人気のタイトルでも次の新作が出たときに、ユーザーや視聴者はそっちに移る。自分自身もそちらのタイトルに移ったとして同じように活躍し続けられるかどうかがかなり微妙になる。
若手が台頭する可能性もあることから、同じようなジャンル・タイトルで地位を確立し続けらるのは、全身全霊でそのゲームに打ち込めるストイックな人だけだろう。

有名配信者の真似事をしていても無駄

「ゲームタイトルやブームは代わる」ということを大前提に考えたとき、ゲームプレイスキルや知識から、早く自分自身へのファンを作るという事を意識した方が良いだろう。

先にあげた名だたるゲーム実況者の真似事をしても、「〇〇さんの実況だから見ている」のであって、ゲームタイトルにひかれて見に来ているわけではない。
固定ファンがいない人が好きなゲームをしていても、見に来る人は限られている。
まずは継続して活動していくことを大事にしながら、人気タイトル・検索されやすいタイトルに取り組んでいきながら、自分に対してファンが付くような実況・配信方法を探していくことが望ましいだろう。
メタ的な話のように聞こえるが、こういう地道な戦略によってYouTubeや動画サイトのシステム的な特徴を抑えていくことが大事になってくる。
「好きなゲームをしていればチャンネル登録者数が増える」というパターンはなかなか起こりえない。
なぜなら同じように考えている人が大勢いるからだ。
その他大勢の一人であることを認識して、基礎基本を大事にしながら他の人がやっていないことにも挑戦していくことが必要になる。

やるなら長期計画でやる

このように地道な活動を経て、ファンを増やしていくことが大事になる。
ゲーム実況やゲーム配信、YouTouberはアイドル活動と何ら変わらない。
先にあげている有名実況者や最近人気が出てきているVTuberなど蓋を開けると過去に別の配信活動などを行っている人がほとんどであり、色んな経験や挫折を乗り越えてきている。
そういう姿をファンは応援してきている。

ポッと出の新人が成功したわけではないのだ。

「〇〇というチャンネルでゲームをやっています!見に来てください!」
と言って、誰が見に来るだろうか?
そんなことしなくても、面白い配信は世の中にたくさんあるし、気になる動画もたくさんある。
他のチャンネルと何が差別化出来ているのが、それを見る事のメリットは何なのか?
辛辣な言葉が向けられることもあるかもしれない。
だが地道な活動やいろんな経験を積み重ねていく方が大事になる。
ただ闇雲に始めても疲弊するだけだ。
「見てくれたらおもしろいのに」なんて思っている人も大勢いる。
「やってればそのうち見に来てくれる」と思っている人もいるだろう、だがそんなことはない。
来てくれた人が定着しなければ徒労で終わるだけだ。

ゲーム実況やYouTuberなどになりたいという人は多い。
これはつまるところ、自分自身のファンを作ることに他ならない。
あなたにファンがつけば、あなたの活動の場所が他に移ったとしても応援してくれる人も付いてきてくれるだろう。

どういう人を応援したいと思うのか、どういう人物ならファンがつくのか。
「ゲームをして話をしている動画をあげている人」は世界各国で大勢いる。

たかがその程度のことで稼げるなら、ゲーム実況は社会現象になっているはずなのだ。

タイトルとURLをコピーしました